タイプ別診断

カサカサ体(陰虚)と養生茶

寒い季節でも、冷たいアイスが大好き。

そんな方、いらっしゃいませんか?

中国伝統医学では、冷たい飲食物を好むのは熱があるからだと考えます。
このような方は、カサカサ体質(陰虚)が多いのです。
他にも、せっかちで肌が乾燥する、よく水分を摂るなどが特徴で、特に女性に多くみられます。カサカサ体質は、体の水分代謝が乱れて必要な水気が足りていない状態です。
気になる方は、次の質問票を見て、合計点をみましょう。
おススメの養生茶があります。
気になる方は、次の質問票を見て
合計点をみましょう。
おススメの養生茶があります。
ない少し時々いつも非常に
1掌・足の裏がほてる12345
2体や頭部の熱感12345
3皮膚や唇の乾燥12345
4口唇が他人より紅い12345
5便秘し易い、便が乾燥12345
6両頬が紅い12345
7目が乾燥する12345
8口が乾燥する いつも水を飲みたい12345

合計≧21点 : カサカサ体質

合計≦17点 : 該当しません

カサカサ体質とは?

2つの特徴

①体内の液体不足

②相対的に熱がこもりやすい

人体は、「陰」と「陽」の陽がバランを取りながら生命活動を維持しています。 陰虚は、「陰」の要素が「虚(不足)」していることです。 陰虚には、ふたつの特徴があります。一つは、体内の液体成分が少なくてうるおいが無く、乾燥していること。もう一つは、体の「陽」の要素が過剰になり、熱を持ちやすいことです。体が「陽」に傾くことで、せっかちな性格や、体の表面や内側が乾燥しやすくなります。 生まれつきの体質以外にも、背心的なストレスがたまることなどの影響も重要な因子です。 女性に多く、月経や出産や授乳などで体液成分を失いやすいのが原因になると言われています。
原因
先天的、家族の傾向、情緒の影響。ストレスをため込み、食生活などなどが原因となります。陰虚は女性に多く、月経や出産で体液を消耗することも原因になります。
せっかちで怒りやすくなります。感情のゆれを避け、冷静に考えるように心がけ、人と争わず、勝負事を控えてください。ゆったりした音楽、気功、太極拳がおススメです。
睡眠が悪くなりやすいので、徹夜を避けて適度に昼寝をするのが良いです。特に秋は乾燥に注意し、十分に水分をとってください。
運動のし過ぎは、逆効果。体の水分を傷つけて、よけいに乾いてしまいます。サウナや炎天下の運動には要注意です。太極拳など、ゆったりとした運動がおススメです。
タンパク質、食物繊維、味が薄いもの。辛いものやカロリーが高いものは避けてください。

以下の養生茶がおススメです

タイプ主な症状おススメの養生茶
肺の乾燥が強い乾いた咳、少量の粘った痰
内に熱がこもりやすい
玉竹しっとり茶
心の乾燥が強い不眠、ソワソワする、イライラする、
落ち着かない、健忘
棗仁ぐっすり茶
腎の乾燥が強い潮の満ち引きのような定期的な熱感、寝汗、
眠りが悪く夢が多い、膝や腰のだるさや痛み
棗仁ぐっすり茶
肝の乾燥が強い目が乾燥する、視力が低下する、はっきり見えない、目がかすむ、めまいがする杞菊ぱっちり茶
※肺、心、腎、肝は、漢方で考える機能の単位です。

玉竹生津茶(玉竹しっとり茶)

玉竹 15g、リンゴ、山薬15g、北沙参15g、麦門冬10g

棗仁安眠茶(棗仁ぐっすり茶)

A) 酸棗仁、小麦、百合、竜眼肉、茯苓、枸杞子
b) 酸棗仁、枸杞子、竜眼肉、玫塊花、百合、桑椹、菊花、茯苓、甘草

杞菊明目茶(杞菊ぱっちり茶)

枸杞子 10g、菊花 3g、緑茶

カサカサ体質の養生法

食養生
薄味、高蛋白、食物繊維やビタミンを多くとってください。 辛いもの、脂肪多いもの、糖質多いものを避けてください。
鴨肉、ナマコ、白キクラゲ
羊肉、炒めた落花生、レイシ、竜眼、仏手柑、ニラ、ニンニク、こしょう、シナモン、薄荷、白酒
体液の過剰な喪失を避けるため、汗をかきすぎないことが重要です。太極拳/水泳がおススメ。
太陰脾経の三陰交、少陰腎経の太溪穴。普段から手を使って適度にさすります。